生産者名 原 誠一 さん

生産地
熊本県菊池市
生産品目

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「子供に安全なお米を」

 

全国的にもお米の産地として知られる熊本県菊池市七城町。この土地で無肥料・無農薬のお米つくりに取り組んで30年になる原誠一さん。いつも笑顔で穏やかな表情が印象的な生産者さんです。

 

子供ができたことをきっかけに

「自然栽培のお米つくりに取り組むきっかけとなったのは、結婚して、子供ができたことが一番のきっかけでした。

それまで父の代では農薬・肥料を使う慣行栽培でのお米つくりでしたが、子供に安全なものを食べさせたいと思い、自然栽培に興味を持ちました。また、結婚した妻は、同じ七城で米つくりをする小池祐生さんの妹で、その当時から小池さんのお父さんが自然栽培のお米つくりをされていましたので、その影響もありました。ただ始めた当初は本当に苦労しました。とにかく田んぼにはコナギなどの草が生え、真夏の炎天下の中、手作業で除草を延々ととり続けていました。その横を通ったおばあちゃんが、『除草剤を使えば5分で終わるのに』と声をかけていかれることもありましたね。父もあまりにも草が目立つから、隅っこの方でやってくれと言われていました。それでも狭い面積で4~5年続けて、タニシや合鴨を利用した除草ができるようになり楽になりました。今までは除草があまりにも大変で大きな面積でできないと思っていましたが、除草の問題が解決したので、今から20年前に大規模で無肥料・無農薬のお米つくりができるようになりました。」

 

 

「今年は、昨年に続いて、秋ウンカがやってきて収穫が無事にできるかとても心配でした。自然栽培のお米は虫の被害が少ないと言われますが、やはり、無農薬で作ることは、収穫が出来なかったときのリスクが大きく、収穫が減った分の保障はないので、普通の農家なら消毒をしてしまいます。自然栽培はとにかく栽培も自然のままで、太陽と水と土の力でできたお米です。私たちが手を掛けることは水の管理で、あとは見守るだけ。毎年虫が来ないことを願うばかりです。」

 

ホタルが住む郷

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「この地域は、前川水源といって地下38mから湧き出る地下水が田んぼ一帯に流れ込みます。家庭排水が一切混じっておらず、飲み水としても水を汲みに来られる方もたくさんいらっしゃいます。私以外にも除草剤や農薬を使わない米農家さんもいて、安全なお米を作るにはとてもいい環境です。また、毎年5月~6月になるとホタルがいっぱい来て、この地域を灯してくれます。ホタルの餌となるカワニナは、水が綺麗なところでないといません。それが農業用水路にたくさん生息してくれています。」

 

次の世代へバトンを

「おじいさんから、父へ、そして父から私にこの土地を代々預かってきました。その土地を次の世代に受け継いでいくように土づくりを気がけて、末永くお米が出来るように頑張っていきたいと思います。息子の康展(やすのぶ)が、結婚をしお嫁さんも一緒にやってくれるので、これからがとても楽しみです。自家製でせんべいも作っていて、これから加工にも力をいれていきたいと思っています。」

 

「最近では、子供もできにくい方が増えているとお聞きします。食べ物が一番大事です。せめて毎日食べるお米くらいは安心して食べられるものを提供したいと思います。」

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