生産者名 高木 努 さん

生産地
熊本県植木町
生産品目
野菜

   

「小松菜と向き合う」

深々と冷え込んだ一月中旬、小松菜でお馴染の高木努さんの圃場を訪ねました。

朗らかな笑顔で迎えてくれた高木さんは、一面に広がる小松菜の圃場で静かに話し始めてくださいました。

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「出来るだけ安全なものを作りたいと有機農業を勉強していました。インターネットで有機の事を調べているときに自然栽培を知り、どうせやるならより安全な自然栽培に!!と思い立ち自然栽培を始めました。

最初に小松菜を植えたときは“葉物はすぐに収穫できるからいいだろう”と軽い気持ちで始めました。しかし実際作ってみると収穫作業、日持ちがしない、虫が付きやすいなど葉物野菜の大変さを痛感しました。

作り始めた頃は大根や人参など根菜系の扱いやすい野菜にすればよかったと後悔しましたが、今ではここまでやったのだからとことん小松菜に向き合い作り続けていきます。」と高木さん。

やわらかい表情の中に強いこだわりを感じます。

その成果として、圃場の特徴に“雑草が少ない”ことを感じました。

もちろん全く無いわけではありませんでしたが、生えているのは小松菜よりも小さく細い雑草。s-P1140040

土づくりが出来ていなければ、栽培作物よりも大きく育ってしまいますが、土づくりを1歩1歩確実に取り組まれている高木さんの今年の小松菜畑は、雑草に沢山の手をかけなくてもいい程に進化していることを実感しました。s-P1140084

 

さらに“土作り”、そして“種採り”についてもお聞きしました。

「土作りは体感として柔らかくなっていき、やればやるだけ良くなっていく感じがします。種採りには苦い思い出があり、自生している“からし菜”のこぼれ種が小松菜の圃場に入ったようで、交雑してしまい小松菜に苦みがでてしまったことがありました。まぁ大丈夫だろうと甘く考えて痛い目をみました。当たり前の事ですが種採りはきちんと手を抜かずやらないといけない。」

安心安全を紡いでいけるよう、種採りを続けたいと凛とした表情で話されました。

この“種の交雑”は、自然栽培を始めてすぐは無かったものの、最近になって目立つようになったそうです。

小松菜はアブラナ科の葉物野菜ですが、アブラナ科は特に交雑しやすいと私たちもよく聞きます。

その難しい葉物野菜をメインに栽培される高木さんならではの悩みですが、そこにも「自然が気づかせてくれた」と自然に対する敬意を忘れない、真摯な姿勢に高木さんのお人柄を感じました。s-P1140099

 

 

 

「挑戦し続ける」

高木さんが取り組まれる、熊本県植木町は西瓜(スイカ)の産地として有名です。

産地ということもあり、じつは以前から自然栽培での西瓜作りにもチャレンジされています。

「試験的に少しの面積でやっていますがいずれ消費者の皆さんに届けたい!!でも植木町は産地なので半端なものは出せない。もう少しお待ちください。」と、期待が膨らむお言葉をいただきました。

冬の今から夏が楽しみになります。s-P1140043

 

最後に会員様へのメッセージをいただきました。

「会員の皆様には大変感謝しております。自分が自然栽培をやっていけるのも野菜を買い支えてくれる消費者の皆様のおかげです。これからも小松菜だけでなく葉物野菜にチャレンジしていきますので宜しくお願いします。」

今回の取材で高木さんの強い信念を感じました。普段は穏やかで口数は少ない高木さんですが、自然栽培をとことん極めたい想いはとても強く、勉強会や産地訪問などにも積極的に出向かれる努力家です。

その成果は、作物に現れ、どんどん良くなっています。

育んできた自然栽培小松菜、新たな葉物野菜を楽しみに待っていてください!!

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