自然栽培ニンニクドライ
通常、にんにくは5月頃から青果(生ニンニク)として出始めますが、9月頃には芽が出始めます。一般的なにんにくは発芽抑制処理を行って秋以降の出荷をしているのが殆どです。
販売期間が短く「冬場も使いたいけど自然栽培にんにくが無い!」と思われたことはありませんか!? そんなお悩みを解消!!
「自家採種・自然栽培」でお馴染み、川越さんの生にんにくをスライスし、しっかりと乾燥させました。
土作り16年・種どり6年を続けているニンニクなので、旨みは凝縮、辛みも残り、生のにんにくを使っているような感覚でお使いいただけます!
1Pには15gと約1玉分のニンニクが入っており、乾燥され旨み辛みが凝縮している為、少量で料理に使用できるため見た目よりも経済的です。
使い方次第!お料理の幅も広がります!
パスタや炒飯、ステーキや中華料理にぜひお使いください。
皮剥き、スライスの時間も短縮されて、にんにく料理の幅も広がります!

ドライにんにくと鷹の爪だけでパスタも!
九州トップクラスの土を誇る川越さん
大根の一大産地として全国的に有名な宮崎県田野町。
この地に、自然栽培における九州トップクラスの土づくりを誇る川越俊作さんはいます。
川越さんの畑の作土層(畑として作物が育つ土の深さ)は、なんと1.5m以上あります。
現代農業では30cmもあればいいと言われています。
肥料・農薬で汚れた土は、固く冷たい土にどうしてもなることが多いためです。
長年、無肥料・無農薬の自然栽培の土づくりを継続してきた川越さんの土は、まるで雪の様にふかふかです。
そのふかふかな温かくて柔らかく、水はけ・水もちが良い土が、この様に立派な自然栽培にんにくを育むのです。

川越さんの自然栽培にんにく畑には、雑草もほとんど生えていません。
自然栽培へのあくなき挑戦
川越さんは今、日本の農業に強い危機感を感じています。
「この田野町の切干大根も今後は消えていくと思う。年々、過酷な自然環境になってきている。台風・大雨・日照り・温暖化がある。慣行栽培(化学肥料・農薬を使用)でやっている農家ほど、今年は収量が大幅に落ちている。そして、年々厳しくなっていくと思う。」
自然界にはない化学肥料・農薬を大量に使用する現代の農業を続けていけば、土は汚れ、冷え、固まります。
それにより虫や病気が増えるため、更に肥料・農薬を投下し、ますます土は汚れ、冷え、固まる。
そして行き着く先は、何も育たない「不毛の土地」になると、川越さんは言います。
「今、農業を変えていかなければ本当に食べるものが作れない時代になる。それは、何十年という先ではなく、数年後に訪れるかもしれない。自分は自然栽培を継続し、広めていくことで、持続可能な農業の世界を拡げていきたい。」

日本の農の将来に関して語る川越さん。宮崎の地だけでなく、日本全体の農の行く末を常に考えられています。

団粒化した自然栽培畑の土。
「畑は自分に似るという。ごまかしが効かない。いつももっと出来るはず、という気持ちで毎日取り組んでいるよ。」
日本の農業、自然栽培の未来、会のメンバーの将来、すべてに対して全力で情熱的な川越さん。
その眼差しはどこまでも熱く、まっすぐでした。
「いつか、自然栽培を特別ではなく、当たり前の農業にしたい。肥料・農薬を使う農業の方が特別な世界にしていきたいね。」
川越さんの自然栽培に対する真摯でひたむきな取り組みは、今日も宮崎の地で続きます。

自然栽培のにんにくについて語る川越さん。自然栽培のこととなると、いつまでの話が尽きません。

川越さんの自然栽培にんにくは、お料理に使うと一かけらだけでも、存在感を発揮し、ぐんと味が引き立ちます。ぜひ、お試しください。