<リアルタイム産地> 熊本県山鹿市大杉さんの自然栽培『栗』

連日最高気温が35度を超える9月頭、栗農家の大杉さんを尋ねてきました。

熊本市内から車で約1時間、熊本県山鹿市に大杉さんの栗林はあります。

熊本県は茨城県に次いで国内2番目の栗の生産量を誇ります。

そして山鹿市は熊本県内で最も栗の生産量の多い地域です。

相良観音という子宝、安産にご利益があるという観音様が祀られているお寺で大杉さんと待ち合わせ、そこから車で10分ほど山を登ったところに大杉さんの栗林はありました。

大杉さんの栗林に向かう山道の両脇にも、栗林が広がっています。

道は細く、曲がりくねっているため、前を走る大杉さんの車を見失わないか心配しました。

栗林に到着してまず目についたのが、電気牧柵。栗をイノシシに食べられるのを防ぐ為だそうです。

(デンサク、デンボクと略して呼ぶことが多いです。私は以前畜産農家で働いていました。)

栗は木の上で熟したものから順に落下します。落下したものの中で、虫に食われていないか確認しながら収穫していきます。

落下するということは、足元が草に覆われていると探すのに非常に時間がかかります。

年に一度、栗の収穫が始まる前に草をきれいに刈るそうです。

刈った草はその場に残され、堆積して、土に還ります。栗林の外からは何も入れないので、この刈った草が大事な肥料分となります。

栗は傾斜地のため、仮に除草剤など使用して根から草を枯らした場合、表土が流れ出てしまう可能性があります。

電気牧柵は草や木の枝などが接していると、漏電して電流が流れなくなります。

草刈り機で除草すると誤って電線を切断してしまう恐れがあります。

電気牧柵の周辺くらいは除草剤を撒いたらと言われることがあるそうですが、それでも使わず、場所によっては手刈りして除草するそうです。

収穫された栗は塩水につけることで、栗内部に入り込んでいる虫を殺すそうです。

その後乾燥、選別して私たちのもとに届けられます。

余談

栗は何年目から収穫できるようになるのですか?と質問をすると、「桃栗3年、柿8年」という答えが返ってきました。初めてこのことわざが役に立ちました!

文 川嶋

 

※先日の台風10号の影響枝が折れ、完熟する前に栗が落ちてしまいましたが。残った栗が少量ですがあるとのことでした。

来週頭頃から少量ですが、再販させていただきます。

 

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