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〈産地訪問〉平飼いの有精卵、城塚さん訪問

平飼いの有精卵を頂いている、

西野原自給園の城塚さんを訪問してきました。

熊本県宇城市豊野町で農業を始められて30年。養鶏をメインに米、麦、野菜の栽培を行っておられます。

現在は城塚さんご夫婦と、息子さん2人で農園を営まれています。

家畜の飼育状況を判断するポイントして、飼育密度、餌、水、抗生物質の投与の4点があげられます。

 

城塚さんの場合、5m×6mの区画に40羽を飼育。そのうち1羽はオスなので、卵は有精卵になります。

全体で約1000羽を飼育されています。

 

餌は飼料用米、魚粉、大豆をメインに、季節に応じてブレンド内容を調整されます。

飼料はすべて国産のもので、遺伝子組み換え飼料は含まれていません。

またビタミン、食物繊維をとるために牧草、野菜、刈草などその時期に収穫できるものを毎日与えられます。

 

また卵の黄身の色は食べる餌の色によって変わります。

色の濃いコーンやパプリカなどを与えればより濃い色になるのですが、

そういったものは与えていないので、卵の黄身は自然なレモンイエローになります。

水は敷地内にある井戸からくみ上げた水を使用しています。

 

現在の養鶏は、より少ない餌、狭い面積で、効率よく育てることが求められ、

鶏は狭く、密度が高い空間で飼育され、十分運動することができないため、

病気の予防と、さらにより早く成長するように、餌に抗生物質を混ぜ、飼育されます。

 

鶏が健康に育つ環境を整え育てることで、城塚さんのところでは抗生物質を一切使用することなく飼育されています。

 

 

城塚さんが農業をされているエリアは平野部と奥山の中間、「中山間地域」と言われる場所に分類され、

日本の約7割が該当すると言われています。

まとまった平坦な土地が少なく、農業をされている方も高齢になり、

今までは畑や田んぼとして使用されていたが、人が手を入れなくなったため藪になっているところが増えています。

 

イノシシなどの獣が日中は藪に隠れ、夜になると餌を求めて近隣の農地を荒らすことが問題になっています。

以前は人が住む、利用するエリアと、獣が住むエリアは分かれていたのですが、

人が利用しなくなったため、境目があやふやになり、今農業を営んでいる農家が、これからも続けていくことが難しくなってきています。

 

現在城塚さんは、利用されず藪になっている農地を借りて、また畑に戻すということをされています。

農地に戻すことで、人と獣の境界が明確になり、イノシシたちの隠れ場所が減り、農作物の被害を抑えることに繋がります。

 

自分の農業だけがうまくいっても、周りの農家や地域が、農業を続けていくことが出来なくなったら意味がない。

地域全体を見ていく必要があると言われていました。

 

農家だけの問題ではなく、私たちの問題なのだと、思ってもらえるように、

これからも生産者と消費者を繋げていきたいと取材から戻りながら思いました。

ピュアリィ 川嶋

 

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