熊本の環境保全型農業をリードする“水俣市”

熊本県最南端、不知火海に面する水俣市。

いくつもの支流が合流する不知火海は、魚介類も豊富な海でありながら、その海に沿って吹く暖かい潮風は柑橘類をはじめ、多くの農産物を生産する自然の恵みとなっています。このように今では自然豊かな水俣市ですが、1956年に公式認定された“水俣病問題”を抱えた過去があり、地域全体で問題と向き合い復興を果たした環境都市でもあります。

その影響から、近年環境保全型の農業に取り組む農家も多く、その中でも先駆者として引っ張っていただいている3名の生産者さんをご紹介します。

桜野園 松本和也さん

水俣市で自然栽培茶に取り組む松本和也さんは約30年前に、「今からは無農薬だ!」と取り組み始め、そして15年前のピュアリィ創業時にご縁をいただき、「今からは自然栽培だ!」と、こだわりのお茶作りを続けられています。標高500m以上で水俣湾を一望できるお茶畑は綺麗に整備されていました。優しい香りの中にしっかりとした味わいのある松本さんのお茶は近年欧州を中心とした海外からも高い評価を受けています。最近ではお茶ととても相性の良いソフトクリームを制作中とのことで、常に新しいことに挑戦し続ける松本さんに刺激を受けた訪問でした。

吉海 小百合さん

パール柑やグレープフルーツ等の柑橘類に取り組む吉海さんの果樹園は、今年は暖かい気候が影響し、収穫量は少なめですがずっしりとした果実が多いそうです。元々はお母様のヒロ子さんが大切に育てられていた果樹園。「母が亡くなってからもお客様からのご要望があり、とても有難いと感じて少しでもお届けできたらなと思っています。」と、ヒロ子さんがお亡くなりになられた後も、ご家族が週末に収穫作業に来て続けてくださっています。貴重な国産グレープフルーツは、16年前、水俣を襲った水害の後、復興の祈りを込めて植えられたものです。地域への愛と家族の愛が詰まっていることを改めて感じてきました。

福島 雄治さん

甘夏、清見みかん等多品種の柑橘類に取り組まれる福島さん。栽培開始から50年にもなる大きな甘夏園は50aと広面積ですが一本一本の木は丁寧に手入れがされており、のびのびと育っていました。先代から継いで20年自然栽培に取り組むことで、味の濃い甘夏が実っています。通常は1月から収穫し3月まで貯蔵しながら酸を抜くのですが、福島さんは木成りの状態で収穫まで追熟を行います。寒にさらされ、獣害のリスクもありますが、甘さには特別な深みが生まれます。

現在不知火、ネーブルオレンジ、を販売中です。

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